マイリトルゴート
2018/日本 上映時間11分
監督・アニメーション:見里朝希
音楽:川島大輔
音響:永野響介、安達万純
声の出演:福原愛未、山下香織、見里瑞穂
パンフレット:なし
(あらすじ)
狼に食われかけたところを母ヤギに助けられたヤギの子供たちが暮らす家に、1匹だけ消化されて見つけられなかった子ヤギの代わりとして、母ヤギによって人間の少年が連れてこられる。家の中で少年は、狼の胃袋の中で消化され、体毛がはげ、皮膚も焼かれた子ヤギたちの姿を見る事になるが…(以上、
公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
100点※本作については、こちらの監督インタビューとか読むと良いんじゃないかな。突然思いついて始めることになった
「カミヤマ 春の“マン”祭り」(なんだこれ)のために、
東京都写真美術館で上映中の
「ホフマニアダ ホフマンの物語」をなんとなく観に行ってみたら、その前に本作が上映されましてね。ササッと感想を書いておきますと、
超面白かったですYO!ヘ(゚∀゚*)ノ サイコー!東京都写真美術館で映画が上映されているの知らなかったです… (´∀`;) エヘヘ

まず、
「単なる“マン”目当て→上映情報ゼロ」で観に行ったため(なにその目当て)、映画の前に別の短編が上映されるなんて知らなくて。正直、その作品が
「ライリー、ライリー!川`∀´)」といったマサと美和の歌とともに知らない素人の写真を流される映像だったら発狂寸前レベルで激怒するとは思いますが(しつこい憎悪)、パペットアニメとしてのクオリティが凄まじく高い上に、かなりホラーな話→予想しない角度からの僕好み攻撃を食らって、
開始1分で超上機嫌ですよ(微笑)。つーか、どことなく
「知ってるぞ、これ… ( ゚д゚)」という感覚があったんですが、後から調べてみれば、愛聴しているラジオ番組
「アフター6ジャンクション」の
「究極のアナログ表現!? “ストップモーション・アニメ”の逆襲2019」でちょっと紹介されていたというね (ノ∀`) ワスレテタ
鑑賞中の僕の気持ちを代弁する阿部心三首相を貼っておきますね(
「刃牙道」より)。

で、本作はグリム童話
「狼と七匹の子山羊」をベースに、親からの虐待問題やら過保護問題やらを盛り込んでいるんですけれども。僕的には幼いころから思っていた「狼に食べられた子ヤギたちって、お腹の中から助けられたとしても
無傷ではないのでは?(・ε・)」という素朴な疑問に、
ハードな描写で答えてくれたから、
超スッキりす。胃液でただれた肌、トラウマで病んだ心を持つ子ヤギたちの姿はまさにホラーであり、脳内では久しぶりに
「だよね〜 (´∀`=) ダヨネー」と
EAST END×YURIの歌声が流れた次第。それと、超感動的だったのが、狼=父親から性的虐待を受けている子ヤギ=子どもを、酷いケガを負っている
他の子ヤギたちが果敢に助けようとするシーンで、勇気を振り絞って
六神合体して挑む姿にはね、涙で画面が見えなくなりましたよ… (;Д;)イイガッタイダナー
母ヤギが狼を開腹して子ヤギたちを救ってみれば、大変なことになっていたのです…。

涙が噴出した超名場面。
六つの誓いが今、一つの勇気になる!
最後は母ヤギがスタンガンで狼を昏倒させる→腹に石を詰めて川に沈めましてね。その後、子ヤギたちを家に隔離して“狩り”に出掛けるラストには
「それもまたやりすぎなんじゃないか」的なムードが漂うものの、とは言え、現実は
「自分の娘をレイプした父親が無罪」なんてニュースが流れるほど酷いのだから、
フィクションの世界ぐらいはやりすぎでOK!(o^-')b モンダイナシ 不気味ながらもマジで面白い短編だったので、当ブログをよく読むような方はぜひ観てみてくださいな。
なんとなく見里朝希監督による短編「あたしだけをみて」を貼っておきますね↓
おしまい。
見里朝希監督が影響を受けたアニメ。僕の感想は
こんな感じ。


昨年観て感動したパペット・アニメーション。僕の感想は
こんな感じ。

