デヴィッド・リンチ アートライフ 原題:David Lynch: The Art Life
2016/アメリカ、デンマーク 上映時間88分
監督:ジョン・グエン、リック・バーンズ、オリビア・ネール・ガード=ホルム
製作:ジョン・グエン、ジェイソン・S、サブリナ・サザーランド、マリナ・ギラード・マッテレット
撮影:ジェイソン・S
編集:オリビア・ネールガード=ホルム
音楽:ジョナサン・ベンタ
出演:デヴィッド・リンチ
パンフレット:★★★★☆(980円/コンパクトながら、書籍って感じの立派なパンフ。大きめサイズのポストカードも付いてました)
(解説)
「ブルーベルベット」「マルホランド・ドライブ」、テレビシリーズ「ツイン・ピークス」といった映像作品だけでなく、絵画、写真、音楽など、幅広いジャンルで独特の世界観を作り出しているデビッド・リンチの創作の謎に迫ったドキュメンタリー。ハリウッドにあるリンチの自宅兼アトリエで25時間にもおよぶインタビューがおこなわれた。アメリカの小さな田舎町で家族ともに過ごした幼少期、「マルホランド・ドライブ」で美術監督を務めた親友ジャック・フィスクとの友情、当時の妻ペギーの出産、そして長編デビュー作となった「イレイザーヘッド」など、リラックスしたリンチ自身の口から彼が描き出す「悪夢」の源流が語られていく。(以上、
映画.com より)
予告編はこんな感じ↓
VIDEO 70点 ※この記事は「シグマ15」 に従って書いています。 決して熱心なファンではないけど(
「ツイン・ピークス The Return」 を観るために
WOWOW に加入するほどではない)、デヴィッド・リンチ監督の映画自体は結構好きなので、なんとなく前売り券を買っちゃいまして。もう公開が終わりそうだった2月下旬、
新宿シネマカリテ で鑑賞しました。
「スゴいなぁ… (`Δ´;) ヌゥ」 と圧倒されましたよ。
「レディ・ガイ」 を観た時にあった展示。
2月下旬に行った時は工事中で 、撤去されてました。
前売り券に付いていたのは
「イレイザーヘッド付きオリジナル鉛筆」 。要は、消しゴム付き鉛筆ですな (´∀`) ソノマンマ
映画は、幼いころから
「イレイザーヘッド」 を撮るあたりまでの半生をデヴィッド・リンチ自身が語っていく…といった内容でして。恥ずかしながら、よくよく考えてみれば、僕は映画評論家のリンチ評などを読んだことがあるだけで、彼自身のことをあまり知らなくて。意外と理解ある真っ当な両親の元で育っていたりとか、
「子どものころ、白昼に全裸の白人女性を目撃した」 とか、現在もずっとアート活動を継続していたりとか、初めて知るエピソードばかりで、
「へぇ」ボタン を連打しながら観てましたよ(古めの例え)。作風は独特でありながら、そのアプローチはずっと誠実で、
「愚直な天才」といった印象。 言わば
「好きこそ物の上手なれ」 を地で行く人なんだなと、好感度が上がったりしてね。一応、備忘録的に書いておくと、60代後半になって生まれた娘と絵を描きながら、「オレのアートライフはこれからだッ!ヽ(`Д´)ノ」的なムードで映画は終わってた気がします(うろ覚え)。
孫かと思いきや、
ジェニファー の腹違いの妹なのです。デヴィッドったら、元気ですな〜。
学生時代の短編↓ 昔からこんな人なのね… (`Δ´;) ウーン
VIDEO まぁ、昨年観た
「デ・パルマ」 や
「DARK STAR H・R・ギーガーの世界」 と同じく、「爆笑した!ヘ(゚∀゚*)ノ」といった類の作品ではありませんが(そりゃそうだ)、
監督のひたむきさに圧倒された というか。あらためて
「スゴい人なんだな…」 って
小並感 全開で思った次第。とは言え、
「ツイン・ピークス The Return」 を観るために
WOWOW に加入する金銭的余裕はゼロなのでね、早くレンタルが始まらないかなって思っております。おしまい。
ジョン・グエン監督が関わったドキュメンタリー「リンチ1」が収録されております。
2012年に開催されたデヴィッド・リンチ展 の公式カタログ。ちょっとほしい。