DARK STAR H・R・ギーガーの世界(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2
2017年11月22日

DARK STAR H・R・ギーガーの世界(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
DARK STAR H・R・ギーガーの世界

DARK STAR H・R・ギーガーの世界

原題:Dark Star: H.R. Giger's World
2014/スイス 上映時間99分
監督:ベリンダ・サリン
製作:マルセル・ホーン
撮影:エリック・シュティツェル
編集:ビルギット・ムンシュ=クライン
音楽:ペーター・シェーラー
出演:H・R・ギーガー、カルメン・マリア・ギーガー、マルコ・ビツィヒ、スタニスラフ・グロフ、サンドラ・ベレッタ、ハンス・H・カンツ、トム・ガブリエル・フィッシャー
パンフレット:★★★★(2,000円/そりゃあ高いけど、画集としても楽しめるし、記念として買うと良いと思う、高いけど)
(解説)
リドリー・スコット監督作「エイリアン」の造形などで知られ、2014年に他界したスイスのアーティスト、H・R・ギーガーの創作の秘密に迫ったドキュメンタリー。1980年のアカデミー視覚効果賞を受賞した「エイリアン」の造形、エマーソン・レイク・アンド・パーマーの「恐怖の頭脳改革」に代表されるレコードジャケットなどで世界中のファンを魅了し、数多くのアーティストたちに影響を与えてきたH・R・ギーガー。「H・R・ギーガー財団」公認となる本作では、ギーガーの自宅やアトリエにカメラが入り、73歳のギーガー本人が登場。6歳の時に父親にプレゼントされた頭蓋骨、博物館でのミイラの恐怖といったギーガー創作の源泉ともいえるエピソード、3人の女性のパートナーとの出会い、「エイリアン」誕生秘話などがギーガー自身の言葉とともに紐解かれていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


正直、仕事は忙しかったし、観たい映画が多すぎて、本作に興味はありつつもスルー予定だったんですけれども。9月半ばに「エイリアン:コヴェナント」を観たら、本作のことも観ておきたくなっちゃってね。ヒューマントラストシネマ渋谷での公開には行けなかったものの、ユジク阿佐ヶ谷で11/2(木)から11/10(金)まで上映されるということで、いそいそと足を運んできました。勉強になりましたヨ (・∀・) ヨカッタ!


「桃太郎 海の神兵」を観た時以来のユジク阿佐ヶ谷。
ユジク阿佐ヶ谷

観客は確か10人ぐらいだった気がします。
20時30分スタート

ユジク阿佐ヶ谷はチケットの半券が良いデザインだと思ったり。
半券


「鳥獣ギーガー」なんて誰もが思いつくフレーズを書いたことについては、後で自分自身と向き合うとして。まぁ、率直な感想を書くと、H.R.ギーガーについての真っ当なドキュメンタリーという印象。いろいろな人に慕われている晩年のギーガーの日常を映しつつ、関係者の証言を交えながら過去のことも紹介していきましてね。熱狂的なファンではありませんけど(汗)、「ネクロノミコン」「ダークシード」を買ったりした身としては、「ギーガーって、こういう人だったんだ (゚⊿゚) ヘー」という感慨はあって。「生、生殖、死」というテーマを語る様子は興味深かったし、自宅の庭に幽霊列車を走らせたり、採算度外視でバーを作ったりする様子は子どもっぽくて、なかなかキュートでしたな。あと、サイン会に来たファンの熱さにもグッときましたよ(体にサインしてもらったりする)。


「鳥獣ギーガー」については、吉田戦車先生が1989年に通過済みだし、その前にもいるはず…って、どうでもいいね(「甘えんじゃねえよ!」より)。
鳥獣ギーガー

若いころのギーガーはミステリアスなイケメンであり…。
若いころのギーガー

晩年のギーガーはキュートなおじいちゃんって感じでした。
晩年のギーガー

自宅の庭を幽霊列車で走るシーン、可愛かったです (´∀`=) アラアラ
幽霊列車


決して派手な内容じゃないんですが、スイスにあるサン=ジェルマン城のH・R・ギーガー・ミュージアムにスゲー行きたくなったし、しみじみ勉強になった…って、伝わりますかね。ギーガーは撮影終了直後に亡くなったということで、ベストタイミングのドキュメンタリーだったのではないでしょうか。ギーガーに興味がある人は観ておくと良いと思います。おしまい。




12月20日に発売されるBlu-ray。ファンなら押さえておきたいところですな。



H.R.ギーガーの代表作。凄まじく高いけど、興味ある人は買うと良いです、凄まじく高いけど。



ギーガーの名を世界に知らしめたリドリー・スコット監督作。まぁ、観ておくと良いです。