2017年6月に観たDVD等の覚え書き | 三角絞めでつかまえて2
2017年07月20日

2017年6月に観たDVD等の覚え書き

テーマ:先月に観たDVD&配信等
※今回の記事は、「女性上位時代」「アメリカン・レポーター」のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!

もう7月中旬になっちゃいましたが、毎月の恒例として「6月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓


<1本目>
女性上位時代




(あらすじ)
若い身空で未亡人となったミミ(カトリーヌ・スパーク)は、葬式のあとで、弁護士から財産整理の話をきいているうちに、夫が秘かにマンションを隠しもっていたことを知った。そのマンションは、風変りな作り方がされており、夫の“特殊な欲望”を満足させるすべてのものがそろっていた。未知なるもの多きセックスの世界--ミミはその神秘のすべてを知りたい探究心にもえて、さっそく勉学にいそしむことになった。まず手はじめにミミはマルディーニを相手に選んだ。が一人だけでは十分とはいえない。実直そうな歯医者たくましいテニスの教師、街であったプレイボーイ、親友クラウディアスの夫、等々、ミミは次々と相手をかえ研究にいそしんだ。だが、どれもあまりゾッとしないものばかりだった。そんなベールに包まれたミミの健康を案じたミミの母や友人トニーは、一度医者に診察してもらうよう、彼女にすすめた。しかたなく、ミミは病院に行ったが、ここでデ・マルキ(J・L・トランティニャン)なる放射線科の医者にひと目でいかれてしまった。ミミは、学生になりすましデ・マルキの授業に出席し、まんまと、デートにこぎつけ、そして結婚を申しこまれた。ミミはとまどった。自分には秘密の生活がある。だが、ミミのとまどいもためらいも、デ・マルキの愛の前には消えた。ふたりはめでたく結婚した。しかし、足首をいためて背負われた時の快感だけは、ミミに残っていた。ミミを背中にのせ、馬になって“女上位”で室内を歩きまわるデ・マルキの姿がみられた。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




60点


我が家には「せっかく買ったのに放置しているDVD」というのが何枚かありまして。以前、Tomato n' Pineの名曲「ジングルガール上位時代」の影響で「ジャン=クロード・ヴァン・ダム上位時代」なんてタイトルの記事を書いたことがあるんですが、その元ネタであろうピチカート・ファイヴのアルバム「女性上位時代」を聴いておくとともに、さらに元ネタのイタリア映画「女性上位時代」を観ておこうと、ずっと思っていたのです。で、近所のレンタル屋になかったので、昨年、とうとうDVDを買ったものの、そのまま放置してしまって…。先月、DVD棚を漁っていたら、そういえば観てなかったことに気付いて、適当に鑑賞しました。「大変だったのね… (・ε・)」と思ったり。

衝動買いしてしまったDVDとCDを貼っておきますね。
DVDとCD

映画はMovie Walkerのあらすじの通りで、若い未亡人があーでもないこーでもないと“性”を探求するコメディ…ってな調子。主演のカトリーヌ・スパークが可愛くて、しかもヌードも辞さない潔さなので、それなりには楽しかったです。昔の映画なので、紹介される”性”のバリエーションに古さを感じたりはするんですが、それもまた味わい深いというか。ラストは主人公が新しい夫にまたがってご満悦なムードで終わるんですけど、現代の男性なら「馬になる」なんて初歩中の初歩というか(苦笑)、足で踏みつけられようと、顔に乗られようとまったく構わないじゃないですか(自分の性的嗜好を他人に押しつける文章)。当時はそんなことすら難しかったと考えると、「昔の女性は大変だったんだなぁ」と思って、しみじみした次第。

ラストはこんな風に終わるんですが…。
男に乗るミミ

僕の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね。
わたしは一向にかまわんッッ



<2本目>
アメリカン・レポーター




(あらすじ)
人生に行き詰まったアメリカ人レポーターのキムは、心機一転を図るためアフガニスタンでの危険な仕事を引き受けることに。彼女は見知らぬ土地での暮らしや文化にカルチャーショックを受けながらも、特ダネを求めて奔走するうちに、本当の自分を見出していく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


今年3月、スクリプトドクターや“入浴剤ソムリエ”として知られる三宅隆太監督のネット連載が、「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」という本になりましてね。映画好きならぜひ手にとってほしい一冊…ということは置いとくとして。その中で本作が取り上げられていて、「イラク戦争を背景に、アメリカ人女性従軍レポーターの成長を描く『コメディ』?」という見出しが興味を惹く上に、Amazonプライム・ビデオで配信中だった→「タダで観られるじゃん!Σ(゚д゚)」(実際は毎月払ってるけど)と思って鑑賞いたしました…という毎月お馴染みのパターン!m9`Д´) ビシッ で、その感想を書くと、面白かったです (・∀・) ヨカッタ!

お話を雑に書くと、テレビの報道局で働く中年女性が人生に迷う→打開策としてアフガニスタンで戦場レポーターになる→いろいろ苦労して成長→アメリカに戻ってニュースキャスターになりました…って感じでして。で、本作を観た後に三宅監督の本を読んだら、思ったことがモロに書かれてたからビックリ。正直なところ、「イラク戦争という題材で女性の心の成長を描く」ということに若干の居心地の悪さを感じたんですよね。なんて言うんですかね、「“自分探し”をするのは構わないけど、さすがに戦場でやられるのは… (´・ω・`)」というか。最後の人質救出作戦のスムースな成功も絵空事に見えて萎えたし…(まぁ、実話ベースのフィクションなんですがー)。

って、文句を先に書いちゃいましたけど(苦笑)、主人公を演じたティナ・フェイは魅力的だったし、その他の役者さんたちも良かったし、主人公が結婚式場で友人たちに「アフガニスタンに来た理由」を語るくだりはグッときたし、戦場描写がリアルな上に凄惨なシーンもちゃんとあったし、「日本でも犠牲になった人がいて、でも僕らは喉元過ぎりゃ知らんぷりだよなぁ」とか、いろいろ考えさせられたので、トータルすると観て良かったという着地なのでした (・∀・) ヨカッタ!



「仮面ライダーアマゾンズ シーズン2」「SR サイタマノラッパー マイクの細道」などのドラマを観てしまったのもあって、単独で記事をアップした「ハイジャック・ゲーム」「プリズン:インポッシブル」を合わせると、6月に観たDVD等は4本。三宅監督の本を読むことを前提として、オススメは「アメリカン・レポーター」ですかね。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。